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国内産いもでん粉交付金交付対象者要件審査の結果について

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最終更新日:2010年3月6日

でん粉情報

[2007年12月]


【機構から】

特産業務第二部でん粉第一課


はじめに

 平成19年度の国内産いもでん粉交付金交付業務については、平成19年4月18日付けで農畜産業振興機構が制定した「国内産いもでん粉交付金交付要綱(以下「交付要綱」という。)」に基づき、各手続きにおいて関係者の多大なるご協力をいただきながら業務を開始したところであり、関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。
 当機構では、7月から国内産いもでん粉交付金の交付対象者要件審査(以下「要件審査」という。)申請の受付けを開始し、対象者に対する要件審査結果の通知など、交付申請開始前の大方の手続きが終了したことから、要件審査の概要についてご報告いたします。


1 国内産いもでん粉交付金交付対象者要件について

 国内産いもでん粉交付金については、国内産いもでん粉を製造する事業を行う者であって砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律および同施行規則で定める次の要件を満たす者に対し交付することになっています。
(1) 国内産いもでん粉の製造に必要な一定の設備を有していること。
(2) 対象でん粉原料用いも生産者に対して支払う原料代について、でん粉の販売収入を適正に分配することにより決定する旨を生産者と予め約定していること(生産者による委託加工によりでん粉が製造される場合は除く)。
(3) 生産性や財務内容の健全性の向上を内容とする経営改善計画を作成し、農林水産大臣による認定を受けていること。


2 機構の要件審査申請手続きについて

 製造事業者からの機構に対する要件審査申請手続きについては、上記の法令などを受け、交付要綱に基づいて、原則として、毎年8月31日までに、「国内産いもでん粉交付金交付対象者要件審査申請書」を提出することにより行うことになっています。
 同申請書には、1の(1)の設備の概要などについて記載し、添付書類として(2)の生産者との約定書の写し、(3)の経営改善計画の農林水産大臣による認定書の写しを添付していただきます。


3 要件審査申請および審査結果の概要について

 要件審査申請手続きは7月から開始され、8月31日までの間に、国内産いもでん粉製造事業者から次のとおり申請手続きが行われました。

(1) ばれいしょでん粉製造事業者
(工場数:10者)
  34農業協同組合

(2) かんしょでん粉製造事業者
(工場数:23者)
  農協系 6農業協同組合
  民間系 16社

 なお、ばれいしょでん粉の場合は、一部を除きでん粉原料用ばれいしょ生産農家が委託によりでん粉を製造していることから、要件審査申請については、約7,000戸の生産者が34の農協に委任して申請することとなっています。
 審査の結果、申請のあった全ての事業者について要件を満たしていることが確認されたので、各事業者に対しその結果を通知しました。今後は交付申請計画の届出を始めとして、交付金交付申請、交付金交付決定と順次本格的な交付金交付業務が実施されることとなります。

おわりに

 要件審査申請手続きについては、国内産いもでん粉業界、機構ともに初めて経験する手続きでしたが、関係者の皆様のご協力を賜りまして、滞りなく実施することができました。機構では、交付金交付業務の円滑な運営に努めてまいりますので、引き続き関係者の皆様のより一層のご理解、ご協力をお願いいたします。