2008/09年度の羊肉総生産量(ラム肉、マトン)は、1998/99年度比7%増の65万8000トンにとどまる中、生産の中心はラム肉にシフトしていることから、ラム肉が同36%増の42万3000トンとなったのに対し、マトンは同22%減の23万5000トンと減少した。一方、去勢おす羊の飼養頭数およびと畜頭数の減少から、羊毛生産量は、同41%減の40万4000トン、羊毛総輸出量(グリージー・ウール(刈り取ったままの脂付きの羊毛)、半加工ウールおよび羊皮を含む)は、同36%減の43万9000トンと、この10年で羊毛生産量、輸出量はともに大幅に減少している。
また、羊肉総輸出量(ラム肉、マトン)も、同22%増の30万2000トンにとどまる一方、ラム肉輸出量の増加は著しく同92%増の15万6000トン、マトン輸出量は12%減の14万6000トンとなり、羊肉の中でもラム肉の割合が高まっている。