ブラジルのトウモロコシ栽培は、南部を中心に8〜12月に作付され、翌年の1〜6月に収獲される第1期作と、中西部を中心に大豆の裏作として1〜3月上旬に作付され、その年の7月下旬〜9月に収穫される第2期作の2つの方法で行われる。一般に第2期作は、サフリンニャ(小型の収穫)と呼ばれており、主体は第1期作である。
現在、年間生産量に占める第2期作の割合は、10年前の約15%から2010/11年度には約40%に達すると予測されている。ブラジル農牧公社(EMBRAPA)のトウモロコシ・ソルガム研究センターによれば、この要因として大豆価格の上昇を挙げており、第1期作における大豆栽培増加に伴い、同期作のトウモロコシが減少し、第2期作に移行しているためとしている。