ブラジル牛肉輸出産業協会(ABIPEC)によると、2010年の牛肉輸出額は、肉牛供給ひっ迫傾向で推移したため肥育牛価格が上昇し、輸出単価が上昇したことから、過去最高であった2008年の水準である53億ドル(約4452億円)に達すると見こまれる。一方、数量ベースでは、上記理由と合わせてレアル高から、2008年に比べ16.7%減の約180万トンと見込まれている。
また、2010年1〜10月までの輸出は、数量ベースで前年同期比2.0%減の約149万4000トン、金額ベースで同22.0%増の約41億ドル(約3403億円)となった。