放牧管理については、49%の酪農家が電気柵を用いたローテーション放牧を行っている。また、酪農家の牧草地の70%が永年牧草、残る30%が単年牧草あるいは単年牧草と永年牧草の混播である。
飼養管理について、搾乳牛に濃厚飼料や穀物を補助飼料として給与する酪農家の割合は、80%から98%に増加している。また、搾乳牛1頭当たりの濃厚飼料、穀物および副産物飼料の給与量も、0.8トンから1.8トンと約2.3倍となっており、牧草以外の濃厚飼料や穀物などへの依存度が高まっている。
また、肥料管理について、57%の酪農家が土壌の試験・分析を実施している。このうち80%の酪農家がその試験・分析結果を踏まえて肥料の種類の変更や、施肥量の調整を行っている。