タイ商務省は4月18日、国内の供給不足が懸念される鶏卵について、輸出を2カ月間(今年5〜6月)禁止する旨の提案を行った。この提案に対する政府の承認は得られておらず、現時点では政府による発表はなされていない。
同省によると、今回の提案は、気温の上昇に加え、南部での洪水により多数の大規模農家が被害を受け、国内の供給不足が懸念されるとともに、鶏卵価格の上昇を引き起こしていることから、これらを抑制するためとされる。
これに加え、商務省は採卵鶏農家に対し、鶏卵生産量の報告を求めるとともに、飼料費の監視を行う予定であるとしている。