ベトナムはこのほど、乳牛の輸入について、米国との間において輸出時の検査等の対策を盛り込んだ家畜衛生条件の合意に達した。これによりベトナムは2012年には乳用未経産牛を2,000頭輸入、2013年にはさらに1,500頭を輸入すると見込まれている。
現在、ベトナム国内では優秀な母牛が確保できないため、母牛の確保のためには輸入に頼る必要がある。ベトナムではこれまでもっぱらニュージーランド(NZ)から輸入しており、輸入先の多様化が課題となっていた。今回の米国との合意により、NZ以外からの輸入についても道筋がつくところとなった。
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米国農務省が公表する今回の輸入衛生条件は以下を参照)