韓国統計局はこのほど、2011年第2四半期の畜産統計を公表した。昨年発生した口蹄疫および鳥インフルエンザなどの家畜伝染病の影響から、第1四半期は全体的に家畜の飼養頭数・飼養戸数ともに減少したが、今回の統計では、採卵鶏以外は前期を上回った。畜種別については次のとおり。
○牛
韓牛(国産牛)および肉用種の飼養頭数は3,053千頭(前期比6.0%増)、飼養戸数は171千戸(前期値据置)、一戸当たり飼養頭数は17.8頭。飼養頭数の増加が国内牛肉価格への下げ圧力となっている。
乳用種の飼養頭数は403千頭(同1.8%増)、飼養戸数は6.1千戸(同1.7%増)、一戸当たり飼養頭数は65.7頭。
○豚
飼養頭数は7,330千頭(同4.2%増)、飼養戸数は6.0千戸(同5.3%増)、一戸当たり飼養頭数は1,232頭。頭数は回復基調であるが、前年同期比では24.7%減と、依然として口蹄疫の影響を受けている。
○家禽
採卵鶏の飼養羽数は60,723千羽(同0.5%減)、ブロイラーの飼養羽数は110,122千羽(同57.5%増)、アヒルの飼養羽数は15,223千羽(同77.6%増)。6月は例年、夏の需要期に備えてブロイラーの飼養羽数が増加する時期となっている。