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韓国鶏肉需給の現状と今後の見通し(2011年12月現在)

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 韓国農村経済研究院(KREI)農業観測センターが12月25日に公表した2012年1月号の畜産観測(ブロイラー編)に基づき、韓国の鶏肉需給の現状と今後の見通しを報告する。

飼養羽数は4カ月連続で前年を上回る

 2011年12月の素ひな生産羽数は4789万羽と、前年同月比0.8%減少したものの、2012年1月のブロイラー羽数は、同1.1%増の6413万羽と、4カ月連続で前年を上回ると見込まれる。
 
 機構注:韓国のブロイラーは参鶏湯(サムゲタン)に代表される伝統的なスープ用途が多いため、小さい鶏を好む傾向がある。そのため、日本のものと比べ出荷体重は1キログラム以上軽い。
表1 素ひなの生産状況

 

生産羽数(万羽)

増減率(%)

10月 

11月 

12月 

 11/10月

12/11月 

 2011年

4,378

4,813

4,789

9.9

-0.5

 2010年

4,399

4,768

4,826

8.4

1.2

増減率(%)

-0.5

0.9

-0.8

−

−

資料:大韓養鶏協会

注:2011年10、11、12月は配合飼料生産量から推定している。

表2 ブロイラーの飼養羽数の見通し

 

飼養羽数(万羽)

増減率(%)

 11月

12月 

1月(2012年)

12月/11月 

1月/12月 

 2011年

5,808

7,963

6,413

37.1

-19.5

 2010年

5,781

7,787

6,346

34.7

-18.5

増減率(%)

0.5

2.3

1.1

-

-

資料:韓国農村経済研究院()農業観測センター、統計庁
 
注:2010年12月は統計庁発表値、その他は農業観測センター推定値

食鳥処理羽数は10カ月連続で前年を上回る

 2012年1月の食鳥処理羽数は、飼養羽数の増加により前年同月比1.4%増の5744万羽と見込まれる。今後は、素ひなの生産羽数が2月は同4.2%増、3月は同1.7%増と見込まれることから、2月の処理羽数は4549万羽(同7.5%増)、3月は5650万羽(同6.2%増)と、6月までの鶏肉供給量は前年水準を上回ると見込まれる。

表3 食鳥処理羽数の推移(単位:百万羽)

年/月

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

2010(A)

48

46

54

59

66

74

86

64

55

54

57 

62

2011(B)

57

42

53

59

73

79

86

71

58

58

59

64

2012

57

45

                   

増減率(B/A)  

18.8

-8.7

-1.9

-

10.6

6.8

-

10.9

5.5

7.4

3.5

3.2

資料:農林水産食品部
 
注1:2011年12月以降は農業観測センターの推定値

    2:5〜8月は需要期

2012年第1四半期を通じて生体価格は前年を下回る見通し

 供給量の増加に伴い、生体価格は11月中旬以降下落傾向で推移し、12月(23日まで)の生体価格は、前年並みの1キログラム当たり1,569ウォン(109円:100ウォン=6.95円(12月末TTSレート))となった。また、同月の鶏肉消費者価格は、前年同月比2.9%高の同5,386ウォン(374円)であった。
 今後の生体価格については、飼養頭数の増加や在庫量の積み増し、豚肉の代替需要の減少により、1月の価格は前年同期比9〜20%安の同1,500〜1700ウォン(104〜118円)と見込まれる。2〜3月についても同様に、同15〜33%安の1,600〜1,800ウォン(111〜125円)と見込まれる。
1

11月の輸入量は国内価格上昇により増加

 鶏肉の輸入量は国内価格上昇やウォン高の影響を受け、9月を底に増加に転じた。2011年11月の鶏肉全体(HSコード:0207)の輸入量は、国内価格上昇により、前月比37.1%増の9,894トン(前年同月比17.2%増)となった。
 このうち、大半を占める冷凍豚肉(同:020714、分割されたもの)の輸入量は、米国(前月比48.4%増)やブラジル(同17.4%増)などの主要国からの増加により、前月を36.1%上回る9,594トンとなった。
 12月4日現在の国内在庫量は671万羽と、前年より50.3%高い水準にあるものの、国内価格および為替レートが前年水準と見込まれることから、2012年1月の輸入量は前年並みになると見込まれる。
2
表4 冷凍鶏肉各部位の国別輸入量

 

モモ
(HS:0207141010)

ムネ
(HS:0207141020)

手羽
(HS:0207141030)

 11月

1~11月 

 11月

1~11月 

 11月

1~11月

 全体

 輸入量

8,378

94,551

770

5,883

277

6,170

 増減率

19.9

35.4

52.2

9.2

▲57.6

2.3

 1位

 国名

米国 

米国 

 ブラジル

ブラジル 

ブラジル 

ブラジル 

 輸入量

6,939

80,534

710

5,571

205

3,687

 増減率

33.0

68.3

47.9

11.0

▲61.5

▲12.5

 2位

 国名

ブラジル 

ブラジル

 米国

 米国

デンマーク 

デンマーク 

輸入量 

1,350

13,390

60

308

72

2,179

 増減率

▲20.9

▲38.0

1,900

584.4

▲40.5

24.7

3位 

国名 

チリ 

デンマーク 

 チリ

 チリ

米国 

 ハンガリー

 輸入量

66

240

0

0

0

211

 増減率

-

▲29.6

-

-

-

201.4

資料:Global Trade Atlas
【藤井 麻衣子 平成24年1月17日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
Tel:03-3583-9532