メキシコは過去70年間で最悪の干ばつ被害に見舞われている。この事態を受けて、メキシコ政府(持続可能な地域開発委員会(The Mexican Council for Sustainable Rural Development)は、総額338億ペソ(2464億円、1ペソ=7.29円)となる財政支援や飲料水支援などを含む“2012年干ばつ総合対策”を実施している。
今般、メキシコ国家水委員会(CONAGUA)も596自治体を対象に総額35億ペソ(255億円)規模の追加対策を行うことを決定した。対象となる自治体は干ばつ被害が大きいドゥランゴ州、コアウィラ州などの北部地域に位置しており、予算の約半分は飲料水支援および灌漑への水の補充などに用いられることとなっている。なお、本年1月末時点で、1174の自治体が干ばつによる被害を受けている。