アルゼンチン農牧漁業省(MAGyP)は7月16日、2012/13年度(2〜翌3月)のトウモロコシ輸出許可量を1500万トンと公表した。
例年、年度において数次に分けて輸出許可量が公表されるが、2012/13年度については、一括で発表された。前年度の1350万トンを大きく上回る数量であった。
輸出許可量を増加させた背景には、アルゼンチンの外貨や税収不足がある。政府はトウモロコシ輸出による外貨や税収(トウモロコシ輸出税:20%)増を期待している。
今回の輸出許可量の拡大は、8月以降に始まる2012/13年度の作付において、生産意欲を高めるねらいもある。トウモロコシの作付面積増加にインセンティブを与え、増産による輸出量の拡大によって歳入の増加を見込んでいるものと考えられる。