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2011/12年度のトウモロコシ輸出枠を275万トン追加(アルゼンチン)

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輸出許可数量は1645万トン

 9月4日、アルゼンチン農牧漁業省(MINAGRI)は2011/12年度(3月〜翌年2月)のトウモロコシ輸出許可量を275万トン追加し、1645万トンとすることを公表した。
 2011/12年度の収穫はすでに終了し、ブエノスアイレス穀物取引所では生産量を1930万トン、MINAGRIでは2100万トンとそれぞれ推計しており、このうち、800万トンが国内消費に向けられる見込みである。

2012/13年度の生産見込みに注目

 ブエノスアイレス穀物取引所では、翌年度の作付面積は今年度(387万ヘクタール)に比べて、20%減の310万ヘクタールと予測している。これは種子等作付けに要するコスト高や昨年の干ばつの影響による資金不足から、生産者がトウモロコシの作付けを減らすと見ているためである。
 このような市場の作付面積の減少予測がある一方、現地報道によると、農務長官は2012/13年度の生産量について、国際価格の上昇やこれまでの恵まれた天候により2500万トンから2600万トンに到達するものとコメントしている。
 また、既報のとおり、MINAGRIは2012/13年度の輸出許可量はすでに1500万トンと公表しており、新年度の作付において、生産意欲を高める狙いもあるとみられている。

 参考 アルゼンチン、2012/13年度の輸出許可量を1500万トンと発表(2012727日)

 2012/13年度の作付けは8月の最終週頃から、サンタフェ州やエントレリオス州の一部で開始されており、現在、トウモロコシの国際需給がひっ迫傾向にある中、今後のアルゼンチンのトウモロコシの生産・輸出動向が注目される。
表
【横打 友恵 平成24年9月6日発】
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