ブラジル開発商工省(SECEX)によると、9月のトウモロコシ輸出量は前年同月比90.8%増の314万5000トン(単価269.2ドル/トン(1ドル=78.6円:21,159円))となり、過去最高であった8月の輸出量を上回った。
これは米国の干ばつによるシカゴ相場の高騰に伴い、価格優位性があり、収穫量が過去最高となったブラジル産トウモロコシへの需要が強まったためとみられる。
参考
シカゴ相場の高騰により、8月のトウモロコシ輸出量が過去最高を記録(ブラジル)
このような状況を受け、2012年1〜9月のトウモロコシ輸出量は、あと3カ月を残して941万トンに達しており、すでに2011年の年間輸出量である946万トンに迫っている。2012年の輸出量は、食糧供給公社(CONAB)によると1600万トンと予測されているが、現地報道によると、1800〜2000万トンに達するという見方もあり、過去最高を記録することは確実とされている。