10月のトウモロコシ輸出量が366万トン(前年同月の2.4倍)となり、3カ月連続で単月の輸出量が過去最高の記録を更新した。これは、干ばつによる米国産トウモロコシの価格高騰により、調達先が南米へシフトしているためとみられる。10月の輸出額は9億8760万ドル(796億9932万円:1ドル=80.7円)、輸出単価は1トン当たり269.8ドル(2万1773円)となった。
2012年1〜10月累計のトウモロコシ輸出量は1307万トンに達し、過去最高だった2007年の輸出量(1091万トン)を超えた。現地報道によると、2012年末までにブラジルのトウモロコシ輸出量は1700万トンを超えるという見方もあり、これが実現すれば世界第2位のトウモロコシ輸出国であるアルゼンチンの輸出許可量の1645万トンを上回ることになる。
参考
月間トウモロコシ輸出量が9月も過去最高を記録(ブラジル)
2011/12年度のトウモロコシ輸出枠を275万トン追加(アルゼンチン)