メキシコで第1位の豚肉生産量を誇るハリスコ州が、今年8月、豚コレラ清浄地域として日本政府に認められた。これは、メキシコ北部のバハ・カリフォルニア州、ソノラ州、チワワ州、シナロア州そして東部にあるユカタン州に続き、6番目の認定となる。1日当たり1500頭の豚と畜能力をもつ食肉処理施設(Sonora Agropecuaria S.A. de C.V.:TIF番号467)は既に対日輸出を計画しているとされる。なお、ハリスコ州の豚肉生産量(2012年1〜9月まで)はメキシコの全豚肉生産量の約2割を占め、対前年比では3.8%増加している。
日メキシコEPAは2005年4月に発効済みであり、2012年4月に改正議定書が発効した。豚肉(調製品を含む)の関税割当数量は8年目までは8.3万トン、10年目以降は9万トンとなっている。また、枠内税率は従価税部分で4.3〜2.2%まで段階的に削減されることとなっており、低関税率適用によりメキシコからの輸出量は増加が見込まれる。