ブラジル開発商工省貿易局(SECEX)によると、過去最高の記録(単月)を更新した2012年11月のブラジル産トウモロコシの輸出量の391万5000トンのうち、日本向け輸出量が107万2000トンと総輸出量の27%を占めた。先月、20万トンを超える輸出があった米国向け輸出は25万8000トンであった。マレーシアを除く輸出先上位9カ国への輸出量は前年同月に比べいずれも大幅に増加している。
2012年1〜11月で輸出先国をみると、前月と輸出先上位10カ国はほぼ同じとなったものの、第4位であった日本が第2位の輸出先国となるなど、順位が変動している。トウモロコシ総輸出量は、2012年1〜11月累計で前年同期比96.3%増の1698万3000トンとなり、前年同期と比べ大幅に増加している。これは、日本を含め、干ばつによって輸出量が大幅に減少している米国産トウモロコシから、一時的に、輸出余力のある南米産へのシフトしているためである。