農畜水産農村開発食料省(SAGAPRA)によると、豚肉生産量第2位のソノラ州にある4カ所の認定済み食肉処理施設が中国向け輸出検疫証明を受けた。中国は、今年の春にソノラ州およびシナロア州の5カ所の施設を認定しており、メキシコ産豚肉の中国向け輸出が加速することが見込まれる。
米国農務省海外農業局(USDA/FAS)の「GAIN Report」によると、メキシコ豚肉業界の予測では、中国向け豚肉輸出量は近く年間1万トン、金額にして3500万ドルに達するとみられており、中国の豚肉需要の高まりを考慮すると、この予測輸出量もすぐに2倍に達すると見込んでいる。
なお、ソノラ州における2012年1〜10月の豚肉輸出量は4万4600トンに達し、前年同期と比較して9.4%の増加となった。このうち84%に当たる約3万7600トンは日本向けに輸出された。