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中国四川省における口蹄疫の発生について (中国)

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 中国政府は、国際獣疫事務局(OIE)に対し、中国西南部;四川省での口蹄疫の発生を通報した(2013年1月7日)。

 中国では、昨年9月から、西南部のチベット自治区、東北沿岸部の遼寧省、華中沿岸部の江蘇省と続けて口蹄疫が発生しているが、今回はその間に位置する四川省で発生したことから、依然、中国において全土的に口蹄疫が蔓延していることが考えられる。また、四川省は中国における主要な養豚産地の1つ※であり、今後、旧正月(春節)需要に伴う出荷量の増加により、人物の往来増加が見込まれることから、今後も口蹄疫の発生拡大に注意する必要がある。
 ※ 2010年度の生産頭数:5157.9万頭(全国第1位:国内シェア約11%)

 なお、当該発生に伴い、農林水産省は都道府県畜産主務部長あてに対し、本病の発生予防措置の徹底指導と監視体制の強化について改めて文書で要請するとともに、動物検疫所における水際対策の強化を進めていることを発表した。

【概 要】
 ・発 生 日   : 2013年1月4日
 ・発生場所 : 四川省広元市
 ・病  原    : 口蹄疫ウィルス(血清型:O型) ※発症原因:不明 
 ・患畜概要 : 豚(飼養数124頭・発生数30頭・死亡数0頭・淘汰数124頭・と畜数0頭)
図
【山ア 博之 平成25年1月10日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グル―プ)
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