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2012/13年度の大豆かすの輸出量425万トンの見込み(インド)

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1 大豆かす輸出量は世界第4位

 米国農務省(USDA)によれば、2012/13年度(10月〜翌年9月)のインドの大豆かす輸出量は世界第4位の425万トンと見込まれる。
 インドは、輸出の8割弱をアジアに向けている。また、日本の輸入量211万トン(2012年)のうち4割弱はインド産である。
 なお、同生産量は792万トンと世界全体の生産量1億8312万トンのうち、わずか4%である。
図1
表1
図2

2 インド国内の大豆かすの消費量は5年間で87%の伸び

 2012/13年度のインド国内の大豆かすの消費量は370万トンと見込まれ、ここ5年で9割弱増と堅調に伸びている。
図3
 アジアや中東への需要に応えつつ、自国の消費増にも対応するため、大豆粒の生産も拡大している。
 しかし、USDAによれば、インドでの大豆粒の生産には限界があり、将来にわたり、インド国内の消費が伸び続ければ、インドからアジア市場への大豆かすの輸出量は下降曲線を描くと見る。

3 中国の台頭の可能性

 一方、中国は、世界最大の大豆かす生産国であり、かつ、消費国であるが、国内で需給を賄っている。USDAによれば、中国が大豆かすの生産を増加させ、輸出余力が生まれれば、アジア市場へのアクセスはインドより近いという利点を生かすことで、インドとの競合国になる可能性があると報告されている。
図4
【宗政 修平 平成25年2月18日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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