中国政府は、国際獣疫事務局(OIE)に対し、青海省における口蹄疫の発生を通報した(2013年3月
18日)。
中国では、本年1月には四川省にて豚(O型)、2月には広東省にて豚(A型)、チベット自治区にて牛
(O型)と発生しているが、今年に入って4例目となる。
発生場所の西寧市は、青海省東部に位置する省都であり、近隣には甘粛省の省都である蘭州があるなど、人物の往来が比較的多い地域でもある。中国では、昨年11月以降、散発的に口蹄疫が発生していることもあり、今後の口蹄疫の拡大が懸念される。
※ 青海省の牛飼育頭数(2011年):442.4万頭(全国第9位:国内シェア約4.3%)
【概 要】
・発 生 日 : 2013年3月15日
・発生場所 : 青海省西寧市
・病 原 : 口蹄疫ウィルス(血清型:A型) ※発症原因:不明
・患畜概要 : 牛(飼養数63頭・発生数2頭・死亡数0頭・淘汰数63頭・
と畜数0頭)