中国政府は4月22日、国際獣疫事務局(OIE)に対し、チベット自治区における口蹄疫の発生を通報した。
チベット自治区の牛の口蹄疫の発生は、本年に入り2月に続いて2例目となり、今回の発生場所であるシガツェ地区は、前回の発生場所であるラサ市に隣接している。
チベット自治区において、近年発生したのはO型のウイルスであったが、今回は新たにA型が発生した。今年に入り、中国における牛のA型口蹄疫ウイルスの発生は、3月の青海省、4月の新疆ウイグル
自治区と続いており、今後の発生地域の拡大について注視する必要がある。
※ チベット自治区の牛飼育頭数(2011年):614.9万頭
(全国第5位:国内シェア約5.9%)
【概 要】
・発 生 日 : 2013年4月12日
・発生場所 : チベット自治区シガツェ地区
・病 原 : 口蹄疫ウィルス(血清型:A型) ※発症原因:不明
・患畜概要 : 牛(飼育頭数125頭・発生頭数32頭・死亡数0頭・淘汰数125頭・と畜数0頭)
羊/山羊(飼育頭数31頭・発生頭数0頭・死亡数0頭・淘汰数31頭・と畜数0頭)