2012/13年度のトウモロコシ生産量見込みを下方修正(アルゼンチン)
前回見込みより20万トン減少
ブエノスアイレス穀物取引所(BDC)は4月25日、2012/13年度のトウモロコシ生産の見通しを発表した。これによると、これまでの見通しである2,500万トンを20万トン下方修正し、2,480万トンとしている。これはサルタ州、フフイ州など北西部における夏季の乾燥により、予想される単収が50%程度と見込まれること、収穫不能な面積が作付け面積の20%に相当することなどを要因としている。さらにチャコ州やフォルモサ州などの北東部においても単収の減少が見込まれていることも影響としている。これら北部地域は全国の作付け面積の15%を占めている。 なお、4月25日時点では、収穫予定面積(362万ヘクタール)の35.1%に当たる127万ヘクタールで収穫が終了し、収穫量は1,182万トン、単収は8.0トン/haと報告されている。
大豆の収穫は6割程度終了
一方、大豆については、過去7日間は天候にも恵まれたことから収穫作業が進んでおり、作付面積1,970万ヘクタールのうち、56.2%に当たる1,088万ヘクタールで収穫が終了している。これは前週から比べ17.6ポイント進んでおり、前年度並みの水準となっている。 同取引所では、引き続き2012/13年度の生産量見込みを4,850万トンに据え置いている。
【横打 友恵 平成25年4月26日発】
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