中国政府は5月3日、国際獣疫事務局(OIE)に対し、チベット自治区における口蹄疫の発生を通報した。
チベット自治区での牛の口蹄疫の発生は、本年に入り3例目となり、今回の発生場所であるラサ市においては、本年2月にO型が発生し、また、本年4月には、隣接するシガツェ地区にてA型が発生している。
中国においては、3月以降、牛のA型口蹄疫ウイルスが続発している状況にあり、今後の発生拡大が懸念される。
※ チベット自治区の牛飼育頭数(2011年):614.9万頭
(全国第5位:国内シェア約5.9%)
【概 要】
・発 生 日 : 2013年5月2日
・発生場所 : チベット自治区ラサ市
・病 原 : 口蹄疫ウィルス(血清型:A型) ※発症原因:不明
・患畜概要 : 牛(飼育頭数527頭・発生頭数145頭・死亡数0頭・淘汰数527頭・と畜数0頭)