中国政府は、国際獣疫事務局(OIE)に対し、青海省およびウイグル自治区における口蹄疫の発生を通報した。
青海省では、3月にも牛のA型口蹄疫が発生しており、今回で本年2例目となる。チベット自治区では.、5月2日に牛のA型口蹄疫が発生したのに続き、本年3例目となる。
中国西部(青海省・チベット自治区・新疆ウイグル自治区)では、3月以降、牛のA型口蹄疫ウイルスの発生が続発しており、5月に入りこれまでに4例発生している(2013年の通算で7例)。
今後、主要な育牛産地である四川省や雲海省などに伝播した場合、中国における牛肉生産や国内価格への影響が懸念されることから、引き続き、中国における口蹄疫の発生について注意が必要である。
【概 要】
(青海省)
・発 生 日 : 2013年5月7日
・発生場所 : 青海省西寧市
・病 原 : 口蹄疫ウィルス(血清型:A型) ※発症原因:不明
・患畜概要 : 牛(飼育頭数439頭・発生頭数1頭・死亡数0頭・淘汰数439頭・と畜数0頭)
羊(飼育頭数78頭・発生頭数0頭・死亡数0頭・淘汰数78頭・と畜数0頭)
(チベット自治区)
・発 生 日 : 2013年5月10日
・発生場所 : チベット自治区山南地区
・病 原 : 口蹄疫ウィルス(血清型:A型) ※発症原因:不明
・患畜概要 : 牛(飼育頭数25頭・発生頭数11頭・死亡数0頭・淘汰数25頭・と畜数0頭)
豚(飼育頭数3頭・発生頭数0頭・死亡数0頭・淘汰数3頭・と畜数0頭)
羊(飼育頭数28頭・発生頭数0頭・死亡数0頭・淘汰数28頭・と畜数0頭)