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2013/14年度のトウモロコシ輸出許可数量を公表(アルゼンチン)

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輸出許可数量は1600万トン

 アルゼンチン政府は6月26日、2013/14年度のトウモロコシ輸出許可数量を1600万トンにすると発表した。アルゼンチン農牧漁業省のプレスリリースによると、この決定は農相、国内商業庁長官およびトウモロコシ関係部門により行われた。決定に関し農相は「政府の役割は、生産者の生産意欲の向上と国内市場へのトウモロコシの安定供給の確保である。」とし、今回の決定が適正であることを強調した。
 トウモロコシの輸出許可数量は、毎年度、政府により決定され、昨年度は7月に1500万トンと発表された。
 今回の公表時期は、昨年より早いものとなっているが、8月からの作付けを前に昨年を上回る数量を打ち出すことで、生産者への作付け意欲を高めることが背景にあるとみられている。

収穫の進ちょく状況は71.8パーセント

 ブエノスアイレス穀物取引所が6月19日に公表したレポートによると、2012/13年度のトウモロコシの収穫状況について、収穫予定面積(368万ヘクタール)の71.8パーセントにあたる352万ヘクタールで収穫は終了し、収穫量は1085万7千トン、単収はヘクタール当たり7.2トンと報告している。
 同取引所では、2012/13年度のトウモロコシ生産見込みについて、2480万トンと予測しており、昨年度の生産量(2150万トン)を15パーセント上回るとみている。
【横打 友恵 平成25年6月27日発】
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