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トウモロコシの作付は減少見込み、一方で大豆は増加見込み(アルゼンチン)

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トウモロコシ作付見込み面積を下方修正

 ブエノスアイレス穀物取引所(BDC)の11月28日付けのレポートによると、2013/14年度のトウモロコシ作付面積はサンタフェ州、ブエノスアイレス州およびエントレリオス州の一部やコルドバ州での大豆への転換による作付減少により、前回の見通しから4ポイント減(16万ha減)の330万ヘクタールに下方修正された。前年度(367万ha)に比べると、10パーセントの減少となる。
 ブエノスアイレス州の西部および中部では過去7日間に十分な降雨があったことから、遅まきの作付けが進み、全体では作付見込面積の43.5%が完了している。これは前週から0.8ポイント増加したものの、前年同期に比べると9ポイントの減少となっている。
 一方、大豆については、トウモロコシから大豆への転換により前回報告時(2020万ha)から253ha増の2045万haに上方修正された。

遅蒔きの作付けが増加

 ブエノスアイレス市から北西170キロメートルのSan Pedro地区にある生産農場を、遅蒔きの播種作業を行っている12月初旬に訪問した。
 同地での年間の作付けスケジュールは気候にもよるが、おおよそ以下のとおりとなっている。

 9月  :早蒔きトウモロコシ播種
 12月 :遅蒔きトウモロコシ播種
 3、4月:早蒔きトウモロコシ収穫
 7、8月:遅蒔きトウモロコシ収穫

 訪問時には、8月に播種を行ったほ場がトウモロコシの開花時期を迎えていた。トウモロコシは開花時期に最も水分を必要とするため、8、9月に播種すると雨量が少ない12月に花が咲くタイミングとなり、リスクが高い。12月に播種できるよう改良された遅まきのGM種の場合、降水が見込める2月に開花するため、作付計画が立てやすいことから、遅蒔きを増やす傾向にある。
 また同地でもトウモロコシの作付面積は昨年に比べ、10〜15%程度減少している。
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【横打 友恵 平成25年12月13日発】
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