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2013/14年度主要穀物の生産状況等調査結果(第4回)を公表(ブラジル)

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 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は1月9日、2013/14年度(10月〜翌9月)第4回目となる主要穀物作付状況調査報告を発表した。これによると、トウモロコシ生産量は7897万トン(前年度比2.5%減)、大豆は9033万トン(同10.8%増)と、それぞれ前回(12月)よりわずかに増産予測となった。
図1

トウモロコシ:第1期作の作付面積は前年度比4.7%減

 第1期作トウモロコシの作付面積は、650万ヘクタール(同4.7%減)が見込まれており、その減少要因としてCONABは、トウモロコシよりも収益性の高い大豆の作付意欲が高まっていることを挙げている。
 特に中西部のゴイアス州や南部のパラナ州でのトウモロコシ作付面積の減少幅が大きく、それぞれ同23%減を見込んでいる。また、地域的には、中西部の作付面積の減少幅が最も大きく、平均で同21.6%減と予測している。一方、北東部の作付面積は同8.4%の増加としており、同地域は今年度、南部、南東部に次ぐ第3のトウモロコシ生産地域に躍進するとみられている。
 この結果、ブラジル全体の第1期作トウモロコシの生産量は、3278万8100トン(同5.9%減)と予測している。
図2

大豆:生産量は過去最高の9000万トンを超える見込み

 大豆の作付面積は、前年度比6.6%増の2956万ヘクタールが見込まれている。
 最大の大豆生産州であるマットグロッソ州を含む中西部では、他地域と同様に例年よりも降水量が少なく、高温傾向にあるものの、現在のところ生育は順調としている。なお、中西部の作付面積は、同6.7%増の1363万5700ヘクタール程度を予測している。
 また、生産量の大幅な伸びが期待される地域として、前回同様、北東部を中心としたマトピバ地域を挙げており、単収の大幅な増加を受け、同地域の生産量は国内全体の生産量の約1割に相当する941万1300トン(同37.8%増)まで拡大すると見込んでいる。
 全ての地域で前年度より作付面積が拡大し、多くの州で単収の増加が見込まれることから、国内全体の生産量は前年度比10.8%増の9033万トンに達すると予測している。
図3
図4
【米元 健太 平成26年1月31日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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