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2013/14年度主要穀物の生産状況等調査結果(第6回)を公表(ブラジル)

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 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は3月12日、2013/14年度(10月〜翌9月)第6回目となる主要穀物作付状況調査報告を発表した。これによると、トウモロコシ生産量は7518万トン(前年度比7.8%減)、大豆は8544万トン(同4.8%増)となった。大豆は前回報告(2月)より約457万トン下方修正された。
表1

トウモロコシ:2013/14年度の生産量、前年度比7.8%減の7518万トンの見込み

 第1期作トウモロコシの作付面積は、644万ヘクタール(前年度同期比5.1%減)と推計されており、その減少要因としてCONABは、トウモロコシよりも生産コストが安く収益性の高い大豆の作付けが拡大したことを挙げている。
 地域別で見ると、北東部地域以外の生産量は前年度から軒並み減産と見込んでいる。特に、中西部のゴイアス州や南部のパラナ州での第1期作の作付面積減少幅が大きく、それぞれ同23%を超える減少としている。一方、北東部の作付面積は同6.8%の増加としており、今年度は、南部、南東部に次ぐ第1期作トウモロコシ生産地域に躍進するとみられている。 昨年12月頃より、ブラジル南部を中心に続いた高温乾燥による生育への影響を受けCONABは、ブラジル全体の第1期作トウモロコシの生産量を前回報告(2月)から121.3万トン減の3142万3500トン(同9.1%減)に下方修正した。
 一方、第2期作トウモロコシの生産量は、前回報告から約93万トンの増加予測となった。これは、マトピバ地域の単収、生産量が上方修正されたことによる。
表2

大豆:2013/14年度の生産量、前回報告より5.1%減の8544万トンの見込み

 大豆の作付面積は、前年度比7.4%増の2980万ヘクタールと見込んでいる。
 トウモロコシと同様に、南部を中心に発生した高温乾燥の影響で単収と生産量予測はいずれも下方修正され、国内生産量は前回報告の9001万3800トンから8544万2500トンに減少した。国内第2、3位の生産州である南部のパラナ州、リオグランデドスル州の生産量は、前年度からの増加見込みより一転して減少予測となった。
 一方、生産量の大幅な伸びが期待される地域として、これまでの報告と同様に北東部を中心としたマトピバ地域を挙げており、単収の大幅な増加を受け、同地域の生産量は国内全体の生産量の約1割に相当する904万1900トン(同32.4%増)まで拡大すると見込んでいる。
 今年度の大豆の国内生産量は過去最高水準ではあるものの、前述のとおり、9000万トン超えは難しくなっている。また、現状の生産量の見込みは今年度のこれまでの調査報告の中で最低水準となっている。
表3
表4
表5
【米元 健太 平成26年3月26日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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