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1〜3月の大豆輸入量は前年同期比33%の増加(中国)

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 中国海関総署は、4月10日、3月の輸入統計を公表した。これによると、3月の大豆輸入量は、前年同月比20.3%増の462万トンとなった。1〜3月までの累計輸入量は1534万トン(前年同期比33.1%増)となり、前年を上回るペースで輸入していることがうかがえる。
 また、同署は、4月の大豆輸入量を645万トン(前年同月比62.1%増)と見込んでおり、入港量の内訳を、華東地区360万トン、華南地区129万トン、遼寧省66万トン、華北地区90万トンとしている。

                  図 中国の大豆輸入量および単価の推移
資料:中国海関総署
         資料:中国海関総署

4月に入り、輸入大豆の在庫は継続的に増加

 現地報道によると、4月に入ってから大豆かすの荷動きは悪化し、在庫が継続的に増加している。また、一部の搾油工場では、倉庫が大豆かすで満杯になり、稼働率が50%以下まで低下したとされる。
 一方、大豆の輸入量は増加しており、工場稼働率の低下から輸入大豆の在庫積増しが進み、3月末の大豆の在庫量は548万トン(前年同期比32.0%増)となった。
 こうした背景には、国内の豚価低迷や鳥インフルエンザの影響により、豚や鶏の飼養頭羽数を減じる動きが強まっていることにより、飼料需要が低下していることがある。
【木下 瞬 平成26年4月28日発】
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