メキシコ農畜水産農村開発食料省(SAGAPRA)は5月22日、国際獣疫事務局(OIE)に対し自国の豚流行性下痢(PED)の発生状況について報告を行った。
同報告によると、PEDの発生が確認された2013年7月30日から現在までに17州(注1)で発生が確認されているものの、同国の豚飼養頭数(1600万頭)のうち、発生率は1%以下に留まっているとしている。
また、メキシコ食品衛生安全品質管理局(SENASICA)は、OIEに対して2013年8月から2014年5月までにPEDの感染の疑いのある19州(2309件(注2))で逆転写PCR(RT−PCR)試験(注3)を行い、そのうち、約30%がPEDの感染について陽性反応が検出されたと報告している。
SENASICAは、PED発生に対し6つの対策を設けており、生産者と政府関係機関が連携して当該疾病の早期発見や生産現場への影響に対する措置を講じているとしている。