豚飼養頭数増加により、安定的な豚肉生産の見込み(デンマーク)
デンマーク統計局は6月上旬、直近の豚の飼養頭数、と畜頭数を発表した。
豚飼養頭数(2014年4月)
デンマーク国内の豚の総飼養頭数(2014年4月時点)は、前年同期比2.0%増の1225万7000頭となった(表1)。
内訳を見ると、妊娠母豚は同0.6%減の78万2000頭となる一方、離乳子豚(50キログラム未満)は同3.6%増の534万9000頭、肥育仕向子豚(50キログラム超)は同0.8%増の311万9000頭となっており、当面は安定的な生産が見込まれている。
と畜頭数(2014年第1四半期)
2014年1〜3月のと畜頭数は、前年同期並みの187万9000頭となった。内訳を見ると、肥育豚のと畜頭数が減少(0.2%減)する一方、大貫が増加(7.1%増)している。
肥育豚、大貫ともに、1月のと畜頭数は前年同月に比べやや減少していたが、2月以降前年同月を上回る傾向となっている。肥育向け子豚飼育頭数が増加基調にあることで、継続的な豚肉供給が見込まれている。
【宅間 淳 平成26年6月27日発】
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