中国農業部によると、7月1日時点で輸入が認可されている遺伝子組換え(GM)トウモロコシは12種にのぼる。認可は、最長のもので2016年5月まで輸入可能であり、GMトウモロコシの用途はすべて加工用原料向けに限定される。農業部が公表した資料によると、シンジェンタ社の6品種やモンサント社の3品種などが認可されている。
また、国家質量監督検査検疫総局(AQSIQ)によると、中国側が輸入を拒否している米国産GMトウモロコシ(シンジェンタ社の害虫抵抗性トウモロコシMIR162)の港湾での検出量が、昨年11月から今年6月16日までの時点で125万2000トンに達したとされる。なお、未認可のGMトウモロコシが検出された際には、荷揚げが拒否される。