国家発展改革委員会は、東北3省と内モンゴル自治区におけるトウモロコシの臨時備蓄買付制度を2014年も引き続き実施するとしている。2014年の買付価格は制度を実施する全省・自治区で昨年の価格が据え置かれ(表)、実施期間は2014年11月25日から2015年4月30日までとなっている。
現地報道などによると、制度の継続実施によりトウモロコシ生産量が維持されると歓迎する一方、買付の実施が昨年より遅れていることや価格が据え置かれたことから、政府が備蓄にあまり注力していないとの見方もある。また、中華糧網によると、国内生産量の増加と政府による大量の買付、飼料向けなど需要の低迷により2014/15年度末の在庫率(期末在庫量/年間消費量)は史上最高水準となる60%を超えると見込まれる。