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米国ミネソタ州で高病原性鳥インフルエンザの発生確認

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 米国農務省動植物検疫局(USDA/APHIS)は、3月6日、ミネソタ州の七面鳥農家でH5N2亜型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の発生を確認したことを公表した。2013年以降、HPAIの発生は、太平洋フライウェイ(渡り鳥のルートの一つ)であるワシントン州、アイダホ州、オレゴン州、カリフォルニア州などで確認されてきたが、ミネソタ州が属するミシシッピ・フライウェイでの発生は初めてである。このため、今後、潜伏期間とされる21日間、同フライウェイでの新たなHPAIの発生が懸念されている。
 今回の発生を受けて日本は、ミネソタ州からの生きた家きんおよび家きん肉の輸入停止措置を講じている。(同6日現在、日本はオレゴン州やワシントン州などと合わせて5州からの輸入を停止している。なお、このほか、低病原性鳥インフルエンザの発生が確認されているミシガン州およびニュージャージー州では、疾病発生農場から10キロメートル以内の地域からの輸入を停止している。)
 また、報道によると、今回の発生により、南中米やアジアを中心に40を超える国が同州からの生きた家きんおよび家きん肉を輸入停止している。

米国図
【渡邊 陽介 平成27年3月10日発】
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