米国農務省動植物検疫局(USDA/APHIS)は3月10日、ミズーリ州の七面鳥農家2件でH5N2亜型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の発生が確認されたことを公表した。3月6日にミネソタ州で同型のHPAIが発生し、ミシシッピ・フライウェイ(渡り鳥のルート)での新たなHPAIの発生が懸念されていた矢先のことである。
今回の発生を受けて日本は、ミズーリ州およびカンザス州からの生きた家きんおよび家きん肉の輸入停止措置を講じている。なお、カンザス州については、同州でのHPAIの発生はないものの、今回の発生に伴い設定されるサーベイランス区域(移動制限等の措置が講じられる区域)が同州にも及ぶ可能性があることから、輸入停止措置の対象とされている。