米国農務省動植物検疫局(USDA/APHIS)は5月5日、米国の鳥インフルエンザ発生確認状況を更新した。
新たに公表された発生確認状況は以下の通り。なお、本情報では、H5N2亜型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)について記載する。
【4月30日】
・ミネソタ州:1万1200羽を飼養する商業規模の七面鳥農場で発生を確認。
・アイオワ州:4万800羽を飼養する商業規模の養鶏農場のほか、商業規模の七面鳥農場2件で発生を確認。
・ウィスコンシン州:9万6500羽を飼養する商業規模の七面鳥農場で発生を確認。
【5月1日】
・ミネソタ州:3万6400羽を飼養する商業規模の七面鳥農場ほか2件で発生を確認。
・アイオワ州:570万羽を飼養する商業規模の養鶏農場ほか3件、七面鳥農場2件で発生を確認。
【5月4日】
・ミネソタ州:3万400羽を飼養する商業規模の七面鳥農場ほか4件で発生を確認。
・アイオワ州:179万5900羽を飼養する商業規模の養鶏農場のほか、七面鳥農場2件で発生を確認。
【5月5日】
・ミネソタ州:商業規模の養鶏農場(飼養羽数は調査中)のほか、商業規模の七面鳥農場5件で発生を確認。
・アイオワ州:103万1200羽を飼養する商業規模の養鶏農場のほか、商業規模の七面鳥農場1件で発生を確認。
・ウィスコンシン州:18万2400羽を飼養する商業規模の七面鳥農場ほか2件で発生を確認。
・ミズーリ州:裏庭の各種混合農場で発生を確認(飼養羽数は調査中)。
なお、疾病対策センター(CDC)は、野鳥、裏庭養鶏場、商業規模の家禽農場におけるH5型のHPAIが人に感染するリスクは低いとしており、現在まで、このウイルスによる人への感染は報告されていない。