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米国、高病原性鳥インフルエンザ発生状況を更新(5月14日)―USDAが、アイオワ州で鳥インフルエンザ伝搬経路の調査を実施予定―(米国)

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 米国農務省動植物検疫局(USDA/APHIS)は5月14日、米国の鳥インフルエンザ発生確認状況を更新した。
 新たに公表された発生確認状況は以下の通り。なお、本情報では、H5N2亜型高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)について記載する。

【5月14日】
 ・アイオワ州:27万5000羽を飼養する商業規模の養鶏農場で発生を確認。

 現地報道によると、今後数週間にわたり、USDAの野生生物専門家チームが、アイオワ州においてネズミなどの小型哺乳動物や鳥を捕獲し、鳥インフルエンザ・ウイルスの伝搬経路の解明に関する調査を実施する予定だという。なお、疾病対策センター(CDC)によれば、鳥インフルエンザが哺乳動物に感染した例は確認されておらず、USDAは、仮にネズミなどの小型哺乳動物が伝搬に関わっていたとしても、宿主としてではなく、汚染物質が体表面や足に付着し、ウイルスの拡散に寄与している可能性を考慮している。また、この調査とは別に、USDAの疫学専門家チームが、農場に出入りするトラックや人、飼料、バイオセキュリティ対策の再検証など、あらゆる可能性について調査を行う予定となっている。

 なお、疾病対策センター(CDC)は、野鳥、裏庭養鶏場、商業規模の家禽農場におけるH5型のHPAIが人に感染するリスクは低いとしており、現在まで、このウイルスによる人への感染は報告されていない。
海外情報図27.5.18
海外情報表27.5.18
【渡邊 陽介 平成27年5月18日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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