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デンマーク豚飼養頭数、子豚増産、肥育豚減産の傾向が続く

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 デンマーク統計局は8月10日、2015年7月1日現在の豚飼養頭数を発表した。これによると、総飼養頭数は前年同月比1.4%増の1264万5000頭となった。

 内訳を見ると、繁殖豚全体では前年並みの同0.4%増(126万5000頭)となっており、そのうち、妊娠母豚は同1.4%減(78万4000頭)と減少している。これは豚肉価格の低下により、生産者の増産意欲の低減の表れと考えられる。しかしながら、繁殖仕向け雌豚は同9.0%増(21万7000頭)とかなりの程度の増加をみせており、中期的には増産に備えていることがうかがえる。子豚頭数は、同4.7%増(577万7000頭)とやや増加している一方、肥育豚は、同3.4%減(299万頭)とやや減少している。これは、子豚生体輸出が堅調であるためとされており、子豚の生体輸出は、2015年上半期(1〜6月)で前年同期比10.4%増(588万4732頭)とかなりの程度増加している。その結果、と畜頭数は、2015年上半期では前年並みであるが、この傾向が続けば、今後、減少が見込まれている。 
表
図1
図2
【中野 貴史 平成27年8月14日発】
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