中国農業部は11月24日、11月21〜23日に広東省広州市で開催された第26回中米商業貿易合同委員会(JCCT)で、米国に対して中国産家きん肉の輸入再開を要請したことを公表した。中国農業部の韓長賦(かんちょうぶ)部長は、「中米双方は、農業および農産品に関するさまざまな交流を通して、相互理解を図るべき。」とし、米国が疾病問題などから講じている中国産の鶏肉を含む家きん肉の輸入停止を速やかに解除するよう要請したとしている。
なお、米国は、2004年に中国で鳥インフルエンザが発生したことなどを受け、中国からの家きん肉の輸入を停止している。
他方、現在、中国で生産された鶏肉の9割は国内消費され、残り1割は、香港、マカオ、カザフスタンなどの国や地域に輸出されている。