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中豪FTA、12月20日に発効

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 ロブ豪州貿易相は12月9日、2014年11月に大筋合意、2015年6月に署名された中国と豪州の自由貿易協定(中豪FTA)について、2015年12月20日に発効されると発表した。
 同相は「これは重要な進展である。発効1年度目の関税削減が12月20日付けで行われ、発効2年度目の関税削減が2016年1月1日付けで行われる。すなわち、2015年内の発効を達成した結果、豪州の輸出業者は、2016年だけでも数億豪ドルにも及ぶ関税相当額の削減が可能になる。」としている。
 また、ジョイス豪州農相も「中国は豪州にとって最大の農産物の輸出先であり、中豪FTAの発効は前例のない輸出機会の拡大をもたらす。また、中国とすでにFTAを発効しているニュージーランドやチリとの競争環境の差を縮めるとともに、中国とFTAを締結していない他の輸出国に対して優位に立つことになる。」としており、農産物の輸出拡大を期待している。

※中豪FTAの詳細については【 豪州政府、中国とのFTAに署名 】参照
【根本 悠 平成27年12月16日発】
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