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サウジアラビア向け牛肉輸出、2月下旬にも再開へ(ブラジル)

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 ブラジル農務省(MAPA)は2月15日、サウジアラビア向け牛肉(注)輸出が同月下旬にも再開される見通しであると発表した。これは、昨年11月の輸出再開に向けた両国の合意後に作業が進められてきた中で、サウジアラビア食品薬品庁(SFDA)が1月25日、ブラジル国内49カ所の牛肉加工施設に対して輸出認定を行ったことにより、輸出再開への準備が整ったことによるものである(輸出認定施設の州別内訳は表1のとおり)。

 サウジアラビアは、2012年12月にブラジルで非定型のBSEが確認されて以降、同国産牛肉の輸入を停止しており、2014年の牛肉輸入実績は、最大輸入先国がインド、次いで豪州であった(表2)。
 MAPAは、今回の輸出再開を受け2016年のサウジアラビア向け牛肉輸出額を4200万米ドル(48億円)と見込んでおり、近い将来には7400万米ドル(85億円)まで市場拡大できると予測している。なお、2015年のブラジルの牛肉輸出額は53億米ドル(6095億円)であった。

(注) ここでは、冷蔵・冷凍牛肉および加熱牛肉製品のことを指す。

表1
表2
【米元 健太 平成28年2月18日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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