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2015年の畜産物輸出数量、金額とも増加(韓国)

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 韓国農水産食品流通公社が2月16日に公表した「2015年の農水産食品の輸出動向」によると、2015年の農水産物および加工品の輸出量は前年比0.5%減の428万6000トン、輸出額は同2.6%減の80億3250万ドル(1米ドル=113円:9076億7250万円)であった(表)。
 生鮮品のうち、豚肉の輸出量は同15.8%増の2200トン、輸出額は同2.6%増の800万米ドル(9億400万円)、鶏肉の輸出量は同43.3%増の3万100トン、輸出額は同35.3%増の4710万米ドル(53億2230万円)であった。
 また、加工品のうち、乳製品の輸出量は同8.1%減の3万5100トンと減少したものの、輸出額は同5.7%増の1億6620万米ドル(187億8060万円)となった。
表
 豚肉輸出量の増加については、主要輸出先であるタイ向けが増加したためとしている。また、鶏肉については、主要輸出先であるベトナム向けが、国内の鶏肉の供給不足や、韓国産鶏肉のやや堅めの肉質が国民のし好にあっていることから、輸出が増加しているとしている。  また、乳製品については、育児用調製粉乳やアイスクリームなどが中国向けを中心に増加したものの、れん乳などが減少したことにより、全体の輸出量は減少したとしている。
【中島 祥雄 平成28年2月29日発】
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