ブラジル最大の穀物生産州であるマットグロッソ州の農業経済研究所(IMEA)は8月8日、同州における2015/16年度(7月〜翌6月)第9回目のトウモロコシ生産状況調査結果を発表した。
これによると、作付面積は前年度比5.6%増となったものの、単収が生育段階に乾燥傾向が強まったことで同30.1%減にまで引き下げられた(表1)。これにより、生産量は、前回報告からさらに下方修正されて、同26.2%減の1933万トンにまで落ち込むと予測されている。中でも、同州北東部の干ばつが深刻で、同地域の単収は同60.4%減を見込んでいる。