豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は3月6日、共同で四半期ごとに実施している全国フィードロット飼養頭数調査の結果(2016年10〜12月期)を公表した。これによると、2016年12月末のフィードロット飼養頭数は、93万5788頭(前年比6.2%減、前回比18.6%増)となり、記録的な高水準となった前年こそ下回ったものの、前回調査からは大幅に増加し、90万頭台に回復した(図1)。
ALFAによると、肥育もと牛価格は依然として高いものの、飼料穀物価格が前年同期比で2〜3割安となっている中、穀物肥育牛肉への需要が世界的に高まっており、多くのフィードロットでは、稼働率を引き上げたり、出荷体重を増加させたりと、生産効率を高める動きが見られるとしている。