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サトウキビなどの2016/17年度生産見通し(第3回)を公表(ブラジル)

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最終更新日:2016年12月27日

2016/17年度の砂糖生産は過去最高の見込み

 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は12月21日、2016/17年度(4月〜翌3月)第3回サトウキビ生産状況等調査結果報告を公表した。同調査は、サトウキビ、砂糖およびエタノールの生産予測を年4回公表するものである。
 これによると、同年度のサトウキビ栽培面積は、911万ヘクタール(前年度比5.3%増)と前回報告から14万ヘクタール上方修正された(図1)。このうち、中南部は815万ヘクタール(同6.1%増)、北東部は96万ヘクタール(同1.1%減)と見込まれる。
 サトウキビ生産量は、6億9454万トン(同4.4%増)と前回から977万トン上方修正され、過去最高と見込まれる。これは、1ヘクタール当たりの収量は76.2トン(同0.9%減)と前年度からわずかに減少が見込まれるものの、収穫時期の天候不順などにより前年度に収穫しなかったサトウキビの収穫量も考慮されているためと考えられる(図2)。
 また、CONABによると、砂糖生産量は、前回報告から15万トン下方修正されたものの、3981万トン(同18.9%増)と過去最高に達すると見込まれる(図3)。これは、国際砂糖価格が高水準にあることから、製糖企業がサトウキビの砂糖への仕向け割合を増加させていることによる。
 一方、エタノール生産量は、2786万キロリットル(同8.5%減)とかなりの減少が見込まれる(図4)。このうち、無水エタノールは1137万キロリットル(同1.5%増)とわずかな増加が見込まれるのに対し、含水エタノールは1649万キロリットル(同14.3%減)とかなりの減少が見込まれる。
図1
図2
図3
図4
【根岸淑恵 丸吉裕子 2016年12月27日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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