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肉用牛飼養頭数、11年ぶりに増加(NZ)

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 ビーフ・アンド・ラム・ニュージーランド(BLNZ)は8月15日、2017年6月末時点の肉用牛飼養頭数に関する調査結果を発表した。同調査は、BLNZが独自に、500戸以上の肉用牛経営に対して実施した調査結果を基に、全体の飼養頭数を推計したものである。これによると、ニュージーランド(NZ)の2017年6月末時点の飼養頭数は、363万4000頭(前年比2.9%増)と、これまでの減少傾向から11年ぶりに増加に転じた(図)。
 
 内訳を見ると、繁殖雌牛は95万4000頭と前年から変化がない一方、子牛は115万1000頭(同5.0%増)と増加している。地域別に見ると、南島は、すべての項目で増加している一方、北島は子牛は増加したものの、繁殖雌牛およびその他は減少している。
 BLNZは、繁殖雌牛は、価格の上昇により、多くの肉用牛農家が更新できずにいるため、増加が抑制されているとしている。一方、子牛は、肉用牛経営の収益性が羊経営に比べて高くなっており、酪農家からの導入を進めるなど、牛の飼養頭数を増加させている農家があることから、増加したとしている。
 
【大塚 健太郎 平成29年8月18日発】
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