サトウキビなどの2017/18年度生産見通し(第3回)を公表(ブラジル)
最終更新日:2018年1月9日
2017/18年度の砂糖生産は過去最高の見込み
ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は12月19日、2017/18年度(4月〜翌3月)第3回サトウキビ生産状況等調査結果報告を公表した。同調査は、同年度におけるサトウキビ、砂糖およびエタノールの生産予測を年4回公表するものである。
これによると、サトウキビの栽培面積は、874万ヘクタール(前年度比3.4%減)とやや減少が見込まれる。このうち、中南部は785万ヘクタール(同3.5%減)、北東部は89万ヘクタール(同3.0%減)と見込まれる。
サトウキビ生産量は、1ヘクタール当たりの収量が72.7トン(同0.2%増)と前年度並みが見込まれるものの、栽培面積がやや減少するため、6億3560万トン(同3.3%減)と、前回報告から
1074万トン下方修正され、やや減少が見込まれる。
砂糖生産量は3946万トン(同2.0%増)と、前回報告から7万トン上方修正され、過去最高に達すると見込まれる。これは、製糖歩留まりが向上していることに加え、サトウキビの砂糖への仕向け割合が引き続き増加することが予想されるためである。
一方、エタノール生産量は2705万キロリットル(同2.7%減)とわずかな減少が見込まれる。このうち、無水エタノールは1118万キロリットル(同0.9%増)と前年度並みが見込まれるのに対し、含水エタノールは1587万キロリットル(同5.2%減)とやや減少が見込まれる。
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