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中国による追加関税措置実施後の豚肉業界の反応(米国)

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 米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限に対抗する中国の追加関税措置については、3月23日に対象品目のリストが公表されていたが、中国は4月2日、豚肉を含む128ラインに対し追加関税措置を実施した。
 これについて、米国の豚肉業界ではさまざまなコメントが発出されているが、比較的楽観的な見方も示されている。全米豚肉生産者協議会(National Pork Producers Council:NPPC)は、4月2日に発出したプレスリリースにおいて、中国による追加関税措置に落胆の意を示しながらも、先日の米韓自由貿易協定再交渉が慎重な議論の末に大筋合意に達したことを引き合いに出し、今回の追加関税措置が短期間で終了することへの期待をにじませている。
 
 一方、米国食肉輸出連合会(USMEF)は同日、中国政府の決断に対し遺憾の意を表すとともに、追加関税が早急に解除されることを望む旨のプレスリリースを発出した。同プレスリリースでは、今回の件を踏まえた上で米国産食肉の輸出先を多角化させることの重要性についても触れており、具体的には中南米、東南アジアおよびアフリカといった新興市場への働きかけに加え、メキシコ、日本、韓国およびカナダといった主要市場の顧客基盤の拡大を挙げている。
【野田 圭介 平成30年4月4日発】
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