(注1)
WHOは、糖類を含む飲料に対し20%の税を課し、消費量を20%近く削減することで、肥満や糖尿病を予防できると主張している。また、WHOは、糖類を含む飲料に加え、菓子などの糖類を多く含む食品、さらに、チーズなどの乳製品、穀類、加工肉といった、糖質や脂質、塩分を多く含む食品についても「たくさん消費すると健康に害をもたらす可能性のある食品や飲料」としてリストアップしており、これらについても課税対象とすべきと提唱している。
(注2)
糖類を含む飲料に対する課税については、世界各地で導入が進んでおり、直近では英国で2018年4月に導入されたほか、豪州などでも導入を求める動きが見られている。対象や税額などについては、2018年5月31日付け海外情報「糖類を含む飲料に対する規制強化の動き(英国)」を参照(
https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_002228.html)。
(注3)
食品などの生活必需品の支出の割合は、全支出に占める所得水準の低い者のほうが大きいため、結果的に税負担率が高くなる現象。