英国歳入関税庁は11月20日、2018年4月に導入された「糖類を含む飲料に対する課税(通称:砂糖税)」の税収が10月末時点で1億5380万ポンド(223億100万円)に達したと発表した。同庁によると、本年度(4月から翌3月)における砂糖税の税収は、英国政府が年度当初に見込んだ2億4000万ポンド(348億円)
(注1)を上回る可能性があるとした。
英国の砂糖税は、主に子どもの生活習慣病の予防や食習慣の改善の支援に必要な財源を確保する目的で導入され、100ミリリットル当たり5グラム以上の糖類を含む飲料が課税対象となる。
税額は以下の通りで、砂糖税の導入をめぐる詳細な背景や狙いについては、『
糖類を含む飲料に対する規制強化の動き(英国)』の記事も参照されたい。
100ml当たり
の糖類の含有量 |
税額(注2) |
5g以上8g未満 |
1リットル当たり18ペンス
(約26円) |
8g以上 |
同24ペンス
(約35円) |
(注1)為替レートは、1英ポンド=145円(147.90円。2018年10月末日TTS相場の値)である。
(注2)1ペンスは、1英ポンドの100分の1。